料理めんどい!しんどい!
わかりみ~
「自炊めんどい&しんどい」と思う人、少なくないと感じます。もちろん料理が好きで好きでたまらない人もいると思いますが、必要に迫られて料理しなければいけない人にとってはめんどい&しんどいの極みです。筆者もそのうちの一人。
当ブログでは慢性炎症を寛解するための「脱炎症メシ」を紹介してます。慢性炎症を寛解するためには「自炊」を避けて通れません。
- 薬は長年使ってない
- アレルギーも絶対にないと判明してる
- なのに炎症がおさまらない
こういう人は食事によって炎症を起こしてます。なぜなら、
- 過酸化脂質
- アルカロイド(強い抗酸化物質も含む)
- アミロース
主にこれらを摂取すると、慢性疾患を持ってる成人は100%悪化します。そういう仕組みです。
これらの成分は、外食や買い食いをすると絶対に避けられません。自炊は超めんどくさいですが、慢性炎症を寛解したい人はがんばりましょう。そのために「めんどくさい作業や工程」を圧倒的に減らすコツを6つ紹介します。
- 買い物はすべてネットスーパーを使う
- 包丁とまな板を使わない
- 洗剤とお湯を使った洗い物をしない
- レンジなど調理器具をフル活用する
- 主食はパスタと無洗米もち米にする
- 植物油は避ける
コツ1 買い物はすべてネットスーパーを使う
このブログでは、「家から出られない&歩くのもひと苦労」ぐらい慢性炎症が重症な人も対象としてますので、買い物は当然ネットスーパーをオススメします。
- Amazonフレッシュ(東京・神奈川・千葉・埼玉のみ)
- 業務スーパー公式オンラインショップ(東京・神奈川のみ)
- おうちでイオン(ほぼ全国)
Amazonと業務スーパーは配送地域がかなり限定されてるので、当てはまる地域に住まわれてる方は検討してみてもいいかもしれません。
イオンのネットスーパー「おうちでイオン」はほぼ全国で使えますし、筆者も利用してますので、もし脱炎症メシのレシピを参考になさる方はおうちでイオンを利用すると再現しやすいです。
おうちでイオンのメリット
使わない手はないほどメリットだらけです。「人生の時間」は最高級ですから、自分を大切にしたい人はネットスーパーをフル活用しましょう。
※店舗での買い物が好きな人はこの限りではない
おうちでイオンのデメリット
たいしたデメリットはありません。むしろメリットが多すぎて帳消しになるまであります。
コツ2 包丁とまな板を使わない
料理でめんどうなツートップは、下ごしらえと後片付けかと思います。包丁とまな板で食材をカットするのが普通ですが、そうすると洗い物も増えるし、体調が悪い時にそんなことしてられません。そこで、
- 下処理済み・カット済みの食材を使う
- キッチンバサミ&トレーの使用
を強くオススメします。
下処理・カット済み・冷凍の「食材」を使う
魚に切り身があるように、肉も野菜も「熱を入れて味付けすれば食べられる状態」の食材がスーパーには売ってます。ほとんどの種類を網羅しています。中には、
- カレー・シチューの野菜
- とん汁の具
- 野菜スープの具
などのようにすでに料理用にミックスされてる食材もあります。
もちろん普通に食材を買ってカットするよりは割高なものもありますが、あなたの体と心と時間のリソースが何より「最高級」ですから、めんどさやしんどさを解消できることには惜しみなくお金を使いましょう。
キッチンバサミ&トレーを使う
下処理&カット済みの食材を上で紹介しましたが、どうしても自分でカットしなければならない時は、買ってきた肉や野菜など食材が入ってたトレーや袋の上で、キッチンバサミでチョキチョキ切るようにすると、包丁&まな板を使わずに済みます。
肉も野菜もだいたいこの方法で◎
貝印など実績のあるメーカーの調理バサミなら、カニの殻や魚の中骨も切れ、なおかつ長持ちします。
体や心がしんどい時に、わざわざ包丁&まな板を使ってあなたのリソースを使って下ごしらえし、あまつさえ洗い物を増やしてさらにしんどくなってしまうなんてことは、どんどん避けましょう。
※包丁に慣れてる人は言うまでもなく包丁を使ったほうが「作業」は早い
ぶんぶんチョッパー(手動ミキサー)を使う
ひもを引くだけであらゆるものを粉微塵にしてしまう凶器のような調理器具「ぶんぶんチョッパー」。
ミキサーでできることはだいたいできる
使ったあとは水ですすぐだけで簡単キレイ。電動ミキサーやグラインダーは手入れが大変だしコンセント差さなきゃいけなかったりでめんどうなので、筆者はコレを多用してる。
コツ3 洗剤とお湯を使った洗い物をしない
心にも体にも時間にも負担が大きい、洗い物という苦行。
食器洗い乾燥機(食洗機)があると便利ですが、汚れによっては落ちてない時もあったり、乾燥しきってなかったり、スペース取ったり、洗剤も専用洗剤だったり、意外と手間と管理でリソース持っていかれます。
アトピー性皮膚炎やアレルギー体質で炎症がひどい人は、そもそも水でもお湯でも濡れると痛かったりあとで余計に乾燥したりするからすごくイヤな気持ちになると思います。
洗い物さえ出さなければ、すぐ収納できて洗剤も必要なく、スペースも要りません。「洗わない」、これが慢性的な炎症を寛解する&手間を省く一石二鳥の究極の方法です。
お一人様なら鍋と釜から食べる
脱炎症チャレンジは、料理を作ったら、鍋やフライパン&炊飯釜から直で食べるくらいの「どうでもよさ」が大切です。
家族がいると一人だけ脱炎症メシにチャレンジするのは理解を得るのも含めて難しいと思いますが、お一人様なら、なりふりかまわず最適解を選ぶといいです。
脱炎症メシのチャレンジで、心と体と時と金の4つのリソースを最も節約する方法は「見栄えや常識を捨てること」です。リソースはもっと別の優先順位が高いものに注がなければいけないので、見栄えを気にしたり常識に合わせていくのは、めでたく炎症がちゃんと寛解してからでよいです。
油汚れは紙で取る
油汚れは洗剤ごしごしではなく、ペーパータオルやティッシュ、キッチンペーパーやトイレットペーパーなどで削ぎ取るとキレイになります。
- 鍋やフライパンの残りカスを生ゴミとして捨てる
- 表面的な汚れや水分を水道水で流す(手で水を触らない)
- 油をペーパーでこすり取る
- 3.を2~3回繰り返す
これで油汚れが取れて、鍋もフライパンも器もお皿もサラサラになります。ヌルヌルが残りません。汚れたペーパーは燃やすゴミで捨てるもよし、トイレットペーパーならトイレに流すもよしです。
※細かな凹凸がある陶器のお皿などは少し残る場合もありますが、アルコールスプレーして拭き直したらキュッキュッとなります。
先に紹介したキッチンバサミ&トレーの項でも洗い物は減らせますが、どうしても油汚れがついた鍋やフライパン、お皿などはスポンジに洗剤をつけてこすらないといけないと思う方が多いのではないでしょうか。
油汚れはそもそも、水に溶けないから洗剤で乳化させて洗い流すものです。つまり油は固体に近く、紙などで削り取ったり吸わせることでキレイになります。
※微生物は水で流れる
皮膚炎や手荒れがひどい人は、洗剤とお湯で皮脂がごっそり持っていかれて余計にひどくなるので、そのたびに保湿クリームを頻繁に塗ると思いますが、皮膚上の皮脂を落とす=自分で炎症を起こしてるということなので、解決にはなりません。それどころか、保湿系クリームの乳化成分で結果的にさらに乾燥や炎症がひどくなります。
洗剤や石鹸、クリーム類はすべて乳化=界面活性成分です。皮脂をごっそり持っていくので、なるべく使わないようにしましょう。
炊飯器は徹底的に乾かす
炊飯器をお水に浸けてから洗ってる人は多いと思いますが、逆です。お米の白い膜やねちゃねちゃは「おねば」と言い、乾燥したらパリパリになって、勝手に剥がれます。
あとはキッチンペーパーで乾拭きしたらキレイになります。そもそも炊飯の時の100℃で微生物は生存してませんし、「炊飯器を洗う」とは一体何を洗っているのか謎です。
コツ4 レンジなど調理器具をフル活用する
病気がひどい人は、自炊しようにも、そもそも「火加減や時間の管理」に心と体のリソースを割けない状態の時もあると思います。そこで、
- 電子レンジ(茹で・蒸し・加熱)
- オーブントースター(焼き)
- 炊飯器(煮物・パンやケーキ焼き)
- エアフライヤー(揚げ物)
- IHクッキングヒーターのタイマー
これらを使い分ければ、自分で時間管理したり火の番をしたりする必要もないですし、ムダに洗い物が増えることもありません。コンロ要らない説まであります。
当ブログで紹介してる脱炎症メシのレシピの中にも、「中火で◯分」など時間を指定してるものがありますが、毎回いちいち自分で時間を測ってるわけではなく、IHクッキングヒーターのタイマーにおまかせしています。
もしご家庭でタイマーのないガス火のコンロを使ってる場合でも、ビルトインタイプのIHクッキングヒーターがありますし、ポータブルタイプを1台用意しておけば「スープは電子レンジで作ってメインディッシュはIHで」───と使い分けることで十分に1食分のメニューを同時に作れます。
時間こそ人生なので、心と時間リソースをイヤなことに使わないように、「やりたくないことを自動でやってくれる物」には頼りまくり、お金を惜しまないようにしましょう。
コツ5 主食はパスタと無洗米もち米にする
水をいれる、加熱、終了───主食はIQ3でもできるくらいシンプルにした方がいいです。
脱炎症メシでは、いかに思考停止状態でも美味しくご飯が作れるかを重要視してます。
食べないほうがいいものはキッチリ避け、ずぼらが通用するところではキッチリ手を抜く、それが脱炎症メシです。
どれも植物油が使われていない前提で、水入れて加熱したら終わりの主食です。
無洗米は、普通の洗うお米よりも食味値が高いので、実はラクして美味しいという罪深い主食ですが、今のところネットで買える無洗米もち米は少なく、楽天の「九州産ヒヨクモチ」が最安です。
コツ6 植物油は避ける
「植物からできた油」を、キッチンから捨て去りましょう。ハッキリお伝えしますが、人体にとって植物油は毒です。過酸化脂質、抗酸化物質、植物性エストロゲン、アルカロイド……免疫を狂わせ炎症を起こしやすくする、万病の元です。
サラダ油がなかったらお料理ができない───そう思う人もいるかもしれませんが、筆者は植物油を一切使わずにかれこれ6年間、毎食自炊してます。
- テフロン
- 肉や魚の脂
- バター
- 生クリーム(生乳100%)
このコンボで十分です。昔は鍋やフライパンは鉄しかなかったので焦げ付き防止のために油が必須でしたが、テフロンなら超うすいクレープでもノンオイルで滑るように焼けます。
炒め物や、エアフライヤーを使用して揚げ物を作る時に、
「どうしても植物油を使いたい」
という人は、オイルスプレーで油を食材に噴霧すると、使う油の量を90%以上カットでき、最低限の量でまんべんなく食材に油を行き渡らせられますので、脱・炎症とまではいかずとも、減・炎症くらいにはなります。
まとめ
脱炎症チャレンジで、自炊する時のコツを6つ解説しました。
- 買い物はすべてネットスーパーを使う
- 包丁とまな板を使わない
- 洗剤とお湯を使った洗い物をしない
- レンジなど調理器具をフル活用する
- 主食はパスタと無洗米もち米にする
- 植物油は避ける
「いかにラクをして一番いい結果を出すか」に焦点をあてて、炎症をやっつけましょう。